たじブログ

興味のあることや日々得た知識や経験をつらつら書きます。

住宅ローンを検討している方に

自宅の購入の際には自己資金だけではまかなえず、住宅ローンを組む方がほどんどだと思います。
人生で初めてのイベントで心配になることが多いかと思いますので是非参考にしてください。

 

借入金額について

だいたい、新築物件においては年収の6、7倍程度目安となっており、中古物件においては年収の6倍程度が目安となっております。

借入期間について

借入期間は借入時の年齢にもよりますが、最長は35年間です。
将来のライフイベントや不測の事態にも対応できるよう毎月の返済負担を軽減し、最長の年数で組むのが良いと考えられます。ボーナス返済についても借入時には設定しないほうが望ましいです。また、収入に対する返済負担の割合が低くなるため、審査に通りやすくなります。
毎月の収支に余裕が出来たタイミングで一部繰上返済をすることで、借入期間の短縮も可能です。一部繰上返済時には「借入期間の短縮」か「返済金額の引下げ」を選択出来ますが、利息の負担を考えるならば「借入期間の短縮」を選択したほうがお得です。
※なお、住宅借入金等特別控除の対象期間では一部繰上返済はしないほうが良い場合もあります。

金利について

一定期間の金利が変わらない「固定金利」と金利の見直しがある「変動金利」がありますが、現状では一般的に「変動金利」が「固定金利」より金利が低いです。借入金額の大きい借入時には「変動金利」を選択し、金利状況を見ながら「固定金利」を選択し直すほうが金利負担も軽減できます。また、金融機関から案内される金利よりも実際には1%くらいは下げる余地もあると思われますので、他の金融機関と比べ、交渉を行ったほうが良いです。

 担保物件について

 通常、金融機関は購入物件を担保とします。金融機関が算出する担保物件の評価価格が借入金額の何パーセントくらいかで保証会社に支払う保証料の率が決まってきます。自己資金を組み込むことで借入金額を減らし、担保比率を上げることで保証料率を抑えることも可能です。

属性について

借入の際には申込者の年齢、家族構成、勤務先、預金などについて記入する必要があります。勤務先などでは勤続年数や資本金、従業員数、業種などから、今後も働き続けることが可能な業種か企業は安定しているかなど判断されます。

団体信用生命保険について

借入の際には団体信用生命保険という死亡時・高度障害時に保険金が支払われ住宅ローンの完済に充当される保険に加入しなくてはいけません。
加入する団体信用生命保険にはガン特約付、3大疾病保証特約(ガン・急性心筋梗塞脳卒中)など特約付きの保険もあります。ガンなどは罹患率は2人に1人くらいの割合となっていることからも検討の余地はあると思われます。早期発見の際には完治する可能性も高いですし、住宅ローンも完済することが出来るからです。
もちろん、通常の生命保険に加入している方などはそちらの保険の保障内容で十分と考えれば不要と判断できるかも知れません。

最後に

今まで働いていた地方銀行では住宅ローンに携わっていましたが、住宅ローンについて詳しく知らない方が多い印象でした。
住宅は人生で一番大きな買い物です。心配ごとはなくし新しい生活を送っていただければと思います。